某CS大学院に合格しました
2020年10月から恐らく僕は学生となります。
大学院行く動機
- 今までの自分の知識基盤が歪で、体系立ってない自分の雑魚さに遂に嫌気が刺した
- 洋書読むと英語/数学/CSの知識が当然のように要求され、期間を取って1から出直す必要があると感じていた
- 年齢、家庭、業務状況、総合的に鑑みて
受験準備も含め、通うタイミングが今しかない
と思った
作戦
- 学部でCSのバックグラウンド無し
- 学部時代の成績も正直良くない
- 別に業務で研究とかしても無し
- 専門的に尖って詳しい分野無し
- 特にコネ無し
正直、こんな状態だったので面接、提出物で一発逆転ひっくり返さないと入学さえ無理だ(無理かさえも正直分からなかったが正確かな)と当初思いました。
そこでよく大学院の受験時に出す「小論文」にそのまま「研究希望計画書」として書き切り、
しかも1から自分で考えた内容で、かつあまり世に出てない新規性のある(と自分が勝手に思っている)ジャンルであればワンチャン認めてもらえるんじゃないか、という感じでした。
(アカデミックへの情熱があるならそれくらい出来るだろ、と自分に言い聞かせるのも込めて)
それとテーマ的に面接でLinuxカーネルや数学周りの質問/試験も来ると思ったので、CSや数学の勉強も併せて事前にしておきました
研究テーマ
実際、配属先やテーマがまだ確定したわけではないですので、なんとも。
最終的に受験時に出した研究希望計画書は カーネルとかコンテナとかのセキュリティとか
です
セキュリティ?
実際、現在他の得意分野としているデータベースや言語やネットワークとか色々考えたですが、
自分が今1から研究計画書を書けない分野なら2年も行っても仕方ないと思っていたので、
(=というふうに自分を追い込まないと勉強も捗らないのかなと勝手に思ったのもあったかも)
そんなこんなで何個か論文を査読しながら書き散らしたのですが 唯一マトモにかけたのがセキュリティ
でした。
上記の理由が、大学院選びや分野選びに直撃したのですが、
結果数学やCSの根本を学びとるのにとても良く、
今後のキャリアの方向性としても喜んで極めていきたい分野
なので良かったです。
余談かもですが、IT関連本で僕の一番好きな本はオライリーのPGP本で、それに感動し暗号本を買い漁った経緯もあるので、
結果論として伏線回収出来たかもしれません
面接前
1月に大学院説明会に行った時、実は2月に試験があるのでそれをもう受けちゃえと思っていました。 しかし、教授の方と話を進めると「オートマトン」「圏論」「シーケンス暗号」字面しか分からない単語が飛び交い、 そもそも研究したいテーマをその場で話すと、「君がやりたいのはユースケースであって、課題や背景がないし、その評価の引用は?」などと言っていただき、 一種場違いな感触を感じたので2月のその試験は見送り、基礎的な学問を固めてから次点で受ける5月に(結果コロナで受験は7月〜8月にずれ込む形になりました)
面接
受ける前は地獄でした^^あはは・・・
時間が無く、(これは半分は自分のせい)
コロナにも振り回され、(受けようとした大学院の日程は変わりまくった)
研究室訪問は断られまくられ、(これについては自分で考えた研究テーマとアポ取った研究室が違いすぎたのでほぼ自分のせい)
時期改めようとした所、色々腹を決めて受けに行きました。
研究希望計画書のテーマが訪問した大学院の研究室にマッチしてないことが多いのが想定外でした。
結果、受験する大学院がめっちゃ絞られまくったので後がなくなってきたのはキツかったです。
研究室訪問は余裕を持っていきましょう・・・!
しかし現在合格した大学院の先生方には「こんなテーマ、やってる研究室ウチには今までないね。面白いよ」と言っていただいたのは非常に良かったです。
締め
また院の生活が始まったらブログ投稿します ^^